
■闇金をからかう人たち
インターネットを閲覧していると本当によくわかりますが、社会にはどうしようもない事をやりたがる人間がいっぱいいます。
数年前には警察の静止を振り切ってドローンを飛ばして逮捕された少年がいますし、成人式ではちんぴらが大騒ぎして毎年騒ぎになっています。
やくざの事務所にちょっかいをかけて大問題を引こ起こす人もいますし、自動車で煽り運転をして大事故を起こす人も存在しています。
これはごくごくたまにいるのですが、ヤミ金業者に自分からちょっかいをかけてどうしようもない状況を引き起こす人がいます。これはたとえばわざわざヤミ金に電話をかけて「おまえ、ヤミ金だって? おお、怖い怖い」などと挑発してみたり、いたずらを繰り返してみたりと言った行為です。
■ヤミ金をからかうと
ヤミ金業者にしてみれば、債務者対策は当然の事、こう言う問題が起こる事も年がら年中のようです。そしてこう言う相手を叩き潰す方法にも彼らは長けています。
実際、ヤミ金をからかった挙句、朝から晩まで脅しの電話が響き、生活もままならなくなったと言う話を聞く事もあります。こう言う人は自分の行いがいかに愚かだったのかがわかっておらず、開き直ってチンピラ同然の態度で「知ったこっちゃないよ」と豪語するような人も少なくありません。
とりわけ多いのが「借金をしようとしたらヤミ金だったことに気づいた。だからちょっと遊んでみたら、すさまじい脅しが朝から晩まで続いている」と言ったものになります。
それはそうでしょう。ヤミ金業者とは、ヤミ金融を業として営んでいるものです。当然、犯罪ではありますが、業務として行っているのですから、それで生活をしているわけです。それにも関わらず、単にからかうだけの人間が現れたらそれは怒ります。
このような内容はお金を貸した貸さないではありません。押し貸しやキャンセル金融に遭って脅されたのともわけがちがいます。相手がチンピラであることがわかっている上で、チンピラをからかってトラブルに巻き込まれたというものです。警察署に駆け込んでも顔をしかめるだけで相手をしてもらえるはずもありません。
■ヤミ金は業務として違法金融を扱っている
どんな人でも不愉快な目に遭うときがあります。大企業の経営者でも、たまにはふらりと地元の焼き鳥屋に行くことがあります。コンビニで買い物をします。そういうところで酔っぱらいに絡まれたり、態度の悪い学生店員に遭遇したりすることはあるでしょう。
でも、彼らは一度そういう目に遭うと二度とその店には訪れません。酔っぱらいや学生を諭すのなど労力のムダですし、店のためにそんなことをする義理はどこにもありません。絡まれて殴り飛ばすのは同じような酔っぱらいですし、態度の悪い学生店員にキレるのは車高を低くした車を乗り付けたヤンキーだけです。
後日、酔っぱらいが「殴られた」と嘆いても、学生店員が「ヤンキーに絡まれた」とグチをこぼしても、周囲の人は「そんな態度だからそんな目に遭う」と胸の内で思うだけです。気づいていないのは本人だけなのです。
ヤミ金がからかわれた途端に怒り狂う理由もここにあります。自分と同じレベルの人間が現れたからです。ヤミ金はどうしようもない人間です。債務者が電話に出なければ、その親に電話をして、聞くに堪えないような下品な悪口を並べ立てて笑い転げます。債務者の勤め先の役員にアダルト画像などを送りつけて面白がります。
■ヤミ金には関わってはいけない
でもそれはヤミ金がヤミ金なりに知恵を絞ってどうしたら相手が傷つくか考えて吐きつけている言葉や行動です。要するに自分が言われて一番嫌なことを相手にしているのです。だから自分がそういう言葉や行動をされると気が狂うくらい怒ります。本来ならすんなり収まるような事態でも、とんでもなく被害が広がる結果になります。